noteで炎上した田端氏の行動が正しいと思える理由
最近、有名ブロガーさんを中心にnoteというサービスでの有料記事化が流行ってますね。はあちゅうさん、イケハヤさん、梅木さんあたり。何度かツイッターで見てます。新しいマネタイズに挑戦している反面、まあ批判も出ますよねと。出る杭は打たれるでってやつですかね。昨日の一件で感じたことがありました。
面接で、まずやってはいけないのは、受けている会社を褒めることだ。よくある言い草として、「御社のサービスが革新的だ!」「スピーディで権限委譲された社風が素晴らしい。」「優秀で魅力的な人材が多い。」等々。アホか!オマエは!目を覚ませ!
https://t.co/NZjghqt5BI
— 田端 信太郎 (@tabbata) January 17, 2016
このnoteの記事、僕は納得できたんですよね。僕が関わっているのは学生主体で運営している音楽フェスですが、協賛依頼で企業の方と会う機会が多いんです。そして就活とそれ(協賛)は通ずるものがあるんじゃないかと。
そしたら昨日の炎上。経済ニュースアプリ「NEWSPICKS」で、この情報を田端氏が有料で販売したことに対して叩かれていました。
就活生を相手にした情弱商法だとか、これ読むくらいなら友人に飯おごって面接練習しろだとか。
「うわぁ、僕だったら耐えられないわ。。。」とか思いながら見ていたんですけど。でもそれでも思ったんですよ。ちょっと待てよと。なぜそう思ったかちょっとまとめてみました。
その情報に価値を感じたのは誰なのか
まず誰がなんと言おうと、田端氏の情報が結果として多くの人に購入されたという事実があるわけですよね。購入者は大学生なのか、田端氏を慕う誰かなのか、まったく面識のない社会人なのか。そこは存じ上げませんが、お金を払ってでも買いたいと思った人がいたことはその情報に関して価値を感じたからですよね。
売れたという事実がもうすでに価値があったという証拠。しかも「購入者からのクレームはなく満足の声がチラホラ」という田端氏の発言も重要なんじゃないかと。購入者は価値を感じてたんですよね。それって価値と価値の交換なんじゃないの?って思いました。誰がなんと言おうと市場の判断が全て。その時点で価値(勝ち)です。
批判者がとるべき行動は他にあった
「じゃ田端氏が完全に正しいのか?お前個人の好みの問題なんじゃないの?」と結論付けるのはちょっと違っていて。批判者が取るべき行動はほかにあったと思うんですよ。
それは田端氏の有料記事と同等か、それ以上の情報を無料で公開してしまうという方法です。これなら周りは納得します。有料記事と同等か、それ以上にためになる情報を無料で公開してしまえば、結果的に価格破壊が起こってその市場が死にます。
それをすると「田端氏の有料記事」は価値が下がってしまうんですね。記事の内容ではなく、有料で販売したことに対しての問いなら、無料で価値あるものを提供するのが一番いいかと。これが俗にいう「批判だけではなく、解決策を提示しろ」かなと思いました。
就活生からの本音は「田端さんありがとう」
僕が田端氏の行動のほうが正しいと思った理由は結果的に誰も損しないじゃんって思ったから。僕ら就活生からすると、就活に関して多少の不安はあると思うんですよ。どう進めていっていいか分からないから、どうしても保守的にならざるを得ない。
でもその中で、実際に就活した社会人の生の声ってホント嬉しいんです。希望の光というか。知っているだけでも取り組み方が違う。重要なのは有料であることではなくて実際に経験した人からの声が聞けるなんですね。有料かどうかなんて、優先順位は一番ではないんです。
そして僕なりの解釈ですが、企業の課題に対して、建設的なソリューションを提供する自分になる必要があるじゃないですか。結局は自己成長が必要ですよね。そして大学生だろうが、企業の課題に対してソリューションを提供できる学生って企業からしても嬉しいし。買った本人も、そして面接先の企業も費用対効果抜群です。
経験者の生の声・現場からの声って非常にうれしいんです。なので社会人の皆さん、どんどん就活体験記をネットで公開してください。批判をしていた方は無料でですよ。
そして結果的に田端氏の有料記事と同等か、それ以上の価値を無料で提供できたとしても、事の発端は「田端氏の有料記事」からです。そう思ったらいいです。
なんでも先駆者は叩かれるんです。でもその1人目がいるからこそ、2人目はチャンスだし、どんどん市場が活性化していくのも事実です。
だから言いたい。田端さんありがとうございましたぁぁぁぁぁぁ!!!