豊かな人生を送るために必要な仕事観
僕は仕事観は2つあると思う。1つは「努力の先にある報酬」。もう1つは「夢中の先にある報酬」。僕が選んだのは後者。先に言っておくと、決して前者を否定しているわけではないし、努力自体は素晴らしいことだと思う。でも自分自身が目指したい将来像には「夢中」は欠かせない。他人と人生を比較したり、年収の多い少ないでその人の地位が決まってしまったり。一概にそういうことで社会が決められるべきではないと思っているだけ。
豊かな人生とは?僕が考える豊かさは「心が喜んでできる仕事か」である。
自分以外の誰かばかり見ていては幸せにはなれない
情報化社会になって、僕らの周りには供給過多なんじゃないかというくらい情報があふれかえっている。SNSを覗いていれば1日が終わる。いや、一生が終わる。それくらいの情報量だ。
最近感じることだけど「いつまで探していても、誰も自分自身の答えは持っていない」ということ。そこにあるのは自分が求める答えへのヒントでしかなくて、そのヒントを集めて集めて、最終的に答えを出すのは自分自身であるということ。これが前提としてないと、一生やりたいことを探し続けて生涯を終える。それを解決する策が一つある。それはプライドとか恐れを捨てて一歩踏み出すこと。
誰かと同じ土台で評価されるという考え方は危険
この記事を読んだときに違和感と同時に怒りを覚えた。そもそもなんで全員が同じ山を登っているような発想になるのか、と。社会って、あたかもヒエラルキーの上層の人、中間、下層にカテゴライズされているように思える。それは年収とか肩書という評価基準があって、その人自身の地位を簡単に見極められるようになっているから。画期的なシステムだと思うし、それ自体は否定しない。
でもそこでは必ず過度な競争が行われる。今目の前にいる人は自分より上か下か。そんな目で誰かを見ることになる。そうやって世の中を見ている人に聞きたいのは
「それやってて幸せですか?」
という言葉。自分より弱い人がいたら攻撃し、自分自身の存在価値を確認するようなやり方はあまり好きではない。一体、何に勝って何に負けてんの。その戦いはいつになったら終わんの。逆に自分よりスーパー格上と出会ったとき虚しくなってしまいそうだ。
自分の幸せを「他人との比較の中で判断するか」「自分自身の満足感や幸福感で判断するか」の違いなのかな?と思う。
そういう終わりなき戦いは最初から挑まない事
僕は自分自身の「フロー状態」を一番大事にしている。フロー状態とは何かに完全に没頭して時間の流れを忘れてしまうこと。そんな感覚、味わったことない?気づいたら何時間も経っていて、でも体は疲れよりも心地よさの方が残っている感覚。それが多ければ多いほど人生は豊かになる。まさに「夢中に勝る努力なし。」
今日見かけた言葉で「フローが報酬」という言葉があった。日立製作所 技師長の矢野さんの言葉だ。一部抜粋して掲載する。
「フローが報酬」を意識するようになると、人生が変わる。私は変わった。
普通は、今の努力は、いつかお金や地位や健康で報われるから意味を持つ、と考える。私もそうだった。
しかし、フローこそが最高の経験であり、それが報酬という考え方を知ってからは、今の努力が今この時に報われるようになり、いつかこれが結果に結びつくかに、とらわれなくなった。より簡単に幸せになれるようになった。
引用:https://newspicks.com/news/1741318?ref=user_230669
一般的に「努力すること」は、いつかの自分の報酬や地位のため。でもそれって、今の自分の感情を無視してでもやるべきことか?について今一度考えるべきだ。いつかのためではなくて、いつでも”今の連続”が人生には大事で、それをずっと続けられるから幸せになれるんじゃないの?と僕は思っている。いつかの幸せのために今の我慢ばかり優先させちゃうと、これまた一生が終わる。もっとやりたい事があるはずなのに!
確かにそれを追い求めて毎日の生活ができなくなってしまうのは本末転倒だけど。家賃が払えないとか、ご飯が食べれないとか。でも僕は今後、テクノロジーの進化であらゆる生活コストは安くなっていくと思っている。それは僕の1つの夢でもあり、やりたい事だし。
そういう社会になったとき人は何をするか。同じヒエラルキーで自分より弱い誰かを攻撃せず、心から自由になって、生きがいややりがいを求める。それが上でも書いた「フロー状態」に近い感覚を生むと思っている。それが趣味であれ、極論は遊びであっても続けていくことでその道のプロフェッショナルになれる可能性はある。最高じゃん。
生き方は1つじゃない。多様であっていいし、誰かに文句を言うことも文句を言われることもない。なにやったっていい。自分の心が進みたい道に進めばいい。
「夢中に勝る努力なし」自分自身の人生の答えは自分自身にしか分からない。